ノミネートされてること知らずに発表の1週間前にこの作品を観に行きましたが、二人の演技力、凄まじいものがありました。
物語は
HIVを患った男が治療薬を求めて、製薬会社や政府と戦う姿を描く、
そう書けば、「正義感のある男が、社会に楯突くかっこいいドラマ」と思われるかもしれませんが、違います。
多数の女性と肉体関係をもったせいでHIVになった男が、自分が助かるために手に入れた薬を使って金儲けすることを企てるが、政府の法律が邪魔だった…って映画です。
もちろんマシュー・マコノヒーがHIVになる男なのですが、その病弱になっていく様が気持ち悪いくらい現実味がある演技でした。そして中盤からあらわれるゲイの助手(ジャレッド・レト)もまた然り。
重いテーマなのですが、主人公の楽観的な姿勢がかなり好感もてるし、
テンポもいい感じで進むので見ていて苦ではありません。
監督はジャン=マルク・ヴァレ、作品賞も惜しかったですね。
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