2013年12月22日日曜日

「永遠の0」

僕が1番好きな映画は「ALWAYS 三丁目の夕日」です。
脚本、CG、雰囲気、音楽、そしてキャスト…どれをとっても最高だと思っています。その「ALWAYS」の山崎貴監督と作曲家、佐藤直紀が百田尚樹のミリオンセラー小説「永遠の0」を実写化。

僕は原作を読んでいないため、映画「永遠の0」のみの感想を書きます。



年間かなりの本数の映画を観てますが、間違いなく今年1番感動した作品。
やはり山崎貴は人に感動を与える天才です。

まず、映像。
ハリウッドと比べ日本の作品はCGが下手…というイメージがあります。
「あ、ここCGだな」なんて鑑賞中に思ってしまうとちょっと個人的には減点です。
その点、この作品はハリウッドにも負けてるとは思いません。
日本にしかない綺麗で儚い戦時下の昭和が目の前にありました。
中でも英俊豪傑な宮部久蔵の飛行描写と敵空母から放たれる迎撃高射砲の迎撃シーンは忘れられません。

そしてストーリー。
ツボをつかれました。
先は読める展開だし、ありきたりな話…しかし、僕の胸に深く突き刺さり、僕の生き方を否定する主張でした。この点に関しては表記しきれないため、胸の内に秘めておきます。

最後に
宮部久蔵を演じた岡田准一がカッコ良過ぎる。尊敬する、宮部久蔵にも岡田准一にも。
岡田准一の演技力は天井知らずですね。

これ以上自分の安い言葉で語ると、この映画の価値がどんどん下がりそうな気がするので、止めておきますが

一番伝えたいことはとにかくこの作品を観てほしいということ。
2013年を締めくくるには本当にいい作品だと思います。

以上







2013年12月15日日曜日

「ゼロ・グラビティ」

12/13日公開「ゼロ・グラビティ」を観に行ってきました。
監督はアルフォンソ・キュアロン、プロデューサーは「ハリー・ポッター」シリーズで有名なデヴィッド・ハイマン。圧巻でした。



もはや映像技術に限界は無いのかもしれません。
そこには目を疑いたくなるような程、リアルな宇宙がありました。
緻密に計算されつくされた物理法則等が、宇宙を表現し、観客を錯覚させます。

この映画の良かった点が、ストーリー展開が早く観客を飽きさせないこと。
序盤から物語は急展開を迎えるため、息を呑む間もありません。

宇宙を漂流する。

それがどんなに怖くて、孤独か。
空気も水も重力も人もいない世界。
サンドラ・ブロックの迫真の演技と映像が、その恐怖感を際だたせます。
結果、自分がいる世界のあらゆるものへの有り難みを感じずにはいられませんでした。



2013年12月12日木曜日

「キャプテン・フィリップス」

2週間程前に会社の同期と一緒に「キャプテン・フィリップス」を観ました。
経験上「トム・ハンクスの映画にハズレは無い」と思っています。
さて、今作はというと…

トム・ハンクス最高傑作かも。

何?このハラハラ感。
鑑賞時間ずっと緊張してたせいか、見終わったらお尻が筋肉痛になりました。


「ユナイテッド93」のポール・グリーングラス監督が描く、2009年にソマリア海賊の人質となったリチャード・フィリップス。本当に現実にこんなことが行われていたのか、と考えると現実味がわかないですが、実話がベースです。貨物船が海賊に奪われる時の緊迫感、人質になった時のリチャードの心情は計り知れないものがあります。




そして何よりも学んだことは、海賊側にも事情があるということ。
決して好きで海賊行為を行っている訳ではないのです。先入観からか敵視してしまいガチですが、それを忘れてはならないな、と感じました。

とにかく、こんなにハラハラした映画は久しぶりでした。(「アルゴ」振り?)
超お薦めですので、ぜひ!!


2013年12月1日日曜日

「スタートレック イントゥ・ダークネス」

今やYoutubeやHuluなどの台頭により、人々はどこでも簡単に動画(映画)を鑑賞することが可能となりました。
そんな状況の中、映画館が生き残るにはどうしたら良いか。

ユーチューブやHuluには無いことをすれば良い。
それは映画館本来の持ち味を存分に引き出すこと。
ずばり「大スクリーン」と「大迫力の音響」です。

今回、ららぽーと船橋にTOHOシネマズがオープンしました。
そこには一般的なスクリーンより120%拡大したスクリーンと、
無数に配置されたスピーカーによる360度の音響効果を実現したDolby ATOMSが完備されています。
この環境下で、「スタートレック イントゥ・ダークネス」を鑑賞しました。


凄い。


J.J.エイブラムス監督で新たに蘇ったエンタープライズ号はその名の通り、我々にエンタープライズ(冒険)をさせてくれました。
理解のしやすいストーリーと、引き込まれる映像美と音響。
映画館の生き残る光がここにあり、といったところです。

少し遠いけど、今後も臨場感が大切な映画はぜひららぽーと船橋で観たいと思いました。



2013年6月2日日曜日

「アパートの鍵貸します」

1960年のアメリカ映画「アパートの鍵貸します」観ました。感想から言うと、なぜもっと早くこんな素敵な映画を観なかったのか、という後悔が生まる程にお薦めな作品でした。
戦後アメリカ映画界最高の喜劇俳優と呼ばれるジャック・レモン演じるお人好しとシャーリー・マクレーン演じる男を見る目が無いエレベーターガール、そして2人の会社のボス役フレッド・マクマレイの3角関係が面白い!
伏線の仕込み方と、その回収が堪らなくかっこいいです。アカデミー賞5部門受賞していることからもこの作品の素晴らしさが伺えます。

モノクロ映画ですが、この様な名作は色褪せる事なく面白く、今後も何世代にわたり鑑賞されつづけることでしょう。

「オブリビオン」

5月31日公開の「オブリビオン」を観てきました。ジョセフ・コシンスキー監督のSFスリラー作品です。トム・クルーズ主演、オルガ・キュリレンコ、モーガン・フリーマンとキャストは超豪華。
個人的にこの映画を楽しみにしていた要因の1つにサウンドがあります。重低音を上手に効かせ緊張感を生み出す一方で、安らげる場面での小鳥のさえずり1つにもサラウンドが響き渡り、洋画のサウンドの醍醐味を味わうことができます。
ストーリーは理解しやすい内容ですが、謎が多く残り、あまりスッキリする映画では無いです。音楽はM83が担当しています。

久しぶりにSF映画を観ましたが、飛空艇のデザイン(ユーザーインタフェース)などでインスピレーションが刺激されます。理系はやはりSF映画好きですね。

2013年5月23日木曜日

「モネ・ゲーム」


「モネ・ゲーム」見ました。

主演は「英国王のスピーチ」のコリン・ファースと説明不要のキャメロン・ディアス。監督は正直知らない人。しかしなんといっても脚本担当が僕の大大大好きなコーエン兄弟!そして彼らのお家芸である「盗み」をテーマとしたコメディときたらこれは見ない訳にはいきませんでした。

個人的にコーエン兄弟の「ビッグ・リボウスキ」は5本の指に入る程好きなのですが、今作もそれに負けず劣らず面白い!!基本的に、コーエン兄弟が描く主人公はダメ人間である傾向が強いですが、今回は…と続きは劇場で(笑)
時間も短いですし、テンポよく進みわかりやすいです。

しかし、キャメロン・ディアスは本当に年をとっても”可愛い”ですね。いい歳の取り方です。
コリン・ファースの演技もとても繊細で、かつ分かりやすい。2大スターの共演作品。超お勧めな作品です。


2013年2月10日日曜日

「再会の街で」


「ビッグダディ」を観たらアダム・サンドラーの作品がまた観たくなりました。そこで選んだのがこの作品「再会の街で」です。二度目の鑑賞になりますが、4年振りということと、その4年の間に『9.11』に関する知識をより得たことで前回とは少し異なる視点で見ることができました。

“911の遺族の更生”という重いテーマですが、それを友情、音楽、女性を混じえることでいい意味でも悪い意味でも軽い感じで仕上げています。監督の マイク・バインダーはコメディ出身なのでそれも仕方がないのかな。でも映像はとても綺麗だし、挿入歌やサントラもとてもいい。洋楽好きの私にはかなり合います。ちなみに音楽はロルフ・ケントが担当しています。

また、キャストが豪華絢爛です。
主演はアダム・サンドラーで、「ホテル・ルワンダ」のドン・チードル、スティーブン・タイラーの娘リブ・タイラー、そして判事役でドナルド・サザーランドが出演しているんですが、特にドナルド・サザーランドの威圧感というかオーラが半端ないです。ベテランという域を超えてもはや神ですね(笑)

同じく911の遺族をテーマにした「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」と併せて鑑賞するのをお勧めします。


2013年2月9日土曜日

「あなたが寝ている間に」


「あなたが寝ている間に」はサンドラ・ブロック主演のラブコメです。ベタに面白かった(男向けの笑いも多い)ですし、文句のつけようが無い程清々しいハッピーエンド。何よりサンドラ・ブロックが可愛いです。それに惚れるピーター(ピーター・ギャラガー)にかなり同感。「ホリデイ」とかの類が好きな人にお薦め。

音楽は「マスク」のランディ・エデルマン、監督は「ナショナル・トレジャー」のジョン・タートルトーブです。



2013年2月8日金曜日

「ヤギと男と男と壁と」


「ヤギと男と男と壁と」(2009年アメリカ)観ました。奥さんを寝取られた記者のボブ(ユアン・マクレガー)が、何を思ったか戦地イラクへと旅立ちます。そこで超能力部隊「新地球軍」のエースだったリン(ジョージ・クルーニー)と出会い、さらに歯車が狂います。この時点で「は?何言ってるの?」って感じになりますが、これがノンフィクションなのだから滑稽ですよね。米軍って暇なの?って心底思いました。新地球軍を統括していたのがビル(ジェフ・ブリッジス)です。個人的に「ビッグ・リボウスキ」の影響が強すぎて、ジェフ・ブリッジスは見るだけで笑えてしまいます。それくらい好きな俳優さんです。

正直なところ、全然面白くなかったです。おすすめ度☆1
ちなみにこの「ヤギと男と男と壁と」って邦題は千原ジュニアが命名したそうで。

監督はグラント・ヘスロヴ、音楽は「再会の街で」のロルフ・ケントが担当です。



「引き出しの中のラブレター」


2009年公開「引き出しの中のラブレター」を観ました。
常盤貴子主演のハートウォーミングストーリーです。ラジオを通して大切な人に思いを届けます。題名に「ラブレター」とありますが、恋愛ものではありません(恋愛要素が無い訳でもない)。登場人物が多く、それぞれの視点でしっかりとストーリーがあるため、色々な人にフィットする作品になる思います。
やはりこの映画の見どころは名俳優の仲代達矢の演技では無いでしょうか。黒澤明監督にも才能を評価され続けられたその力…一見の価値ありです。

音楽は私のお気に入りの一人、吉俣良が担当していました。
またエンドロールで流れていたSkoop on Somebodyの「椛 〜momiji〜」も良曲です。





2013年2月4日月曜日

「シックス・センス」


これまた二度目になりますが久しぶりに「シックス・センス」を鑑賞しました。この作品は見る度に発見があり本当に面白いです。
1度目でよくわからなかったシーンについて(例えば赤いドアノブの扉)の意味が、二度目ではとても明澄に解釈できます。
特に最後にコール(ハーレイ・ジョエル・オスメント)がマルコム(ブルース・ウィリス)に言った「また会えるって言って」の意味が分かった時には、とても切ない気持ちになりました。監督はM・ナイト・シャマラン、音楽は巨匠ジェームズ・ニュートン・ハワードです。


「ビッグダディ」


アダム・サンドラー主演の痛快ダメ男コメディ「ビッグダディ」観ました。愛・友情・笑いと全てが詰まっています。血の繋がりの無い子供 ジュリアンが突然家にきてニートのソニー(アダム・サンドラー)が養うというお話。彼の愚直な教育姿勢は笑えるし、時に見習うべきところがあります。神経を全く使わず見ることができる映画なので、疲れた時にお勧めです。

ジュリアン役を演じてた子ども、実は双子って知ってびっくりしました。まるで「フルハウス」のミシェルみたいだなって思って調べてみてさらにびっくり。なんと彼らディラン&コール・スプラウス兄弟、オルセン姉妹の会社デュアルスターと契約し「Sprouse Bros」という商標を持っているんです。ミシェル恐るべし。




2013年1月27日日曜日

「勇者ヨシヒコと魔王の城」

今回は映画では無く、ドラマです。

ドラマを1クール分観たのは何年振りだろう。
かかりつけのイケメンカリスマ美容師に教えて頂いた「勇者ヨシヒコと魔王の城」にはまって一気見してまいました。くだらないけど、めちゃくちゃ笑えて気分がスッキリします。
思いっ切りドラクエを意識して製作されている…というよりもスクエニが協力しちゃっています。また、『予算の少ない冒険活劇』と自ら明記し、自虐的な笑いを誘います。映像からもローコスト加減が目に余る程見られ、突っ込みどころ満載です。

最後に見終わった後、監督は福田雄一だと気づきました。主演は山田孝之なので「大洗にも星はふるなり」のタッグなんですね!そりゃ面白いはずです。

ドラクエ好きな人は必ずハマりますし、個人的に福田雄一のセンスと山田孝之の演技力を見て頂きたい。Huluにあるので、会員の方はぜひ。

いやー、めっちゃ笑った。お腹痛くなりました(^^)


2013年1月25日金曜日

「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」

本日公開の「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」(3D)を観てきました。…凄い。もはや映画という枠を超えてアートです。1コマ1コマが芸術です。

まるでクリスチャン・ラッセンの絵が動いてるかの様。
もはや何がCGで何が実写かわかりませんが、とにかく感動しました。

物語はタイトルにも書いてありますがトラと漂流する話です。そこまで20分程かかり序盤は眠くなったものの、漂流してからはその映像美の虜になり終わってみればあっという間でした。
この話でのキーワードのひとつ『生物の多様性』…それは人間界における人種や宗教などを象徴しています。
時にそれらを理由にお互い傷つけ合います。しかし、お互い真剣に向き合うことで理解し合うこともできるはず。この映画からその様に学びました。

監督はアン・リー、音楽は「アトランティスのこころ」のマイケル・ダナです。

ぜひ3Dで、近くにIMAXシアターがある方はそちらでさらに綺麗な映像をお楽しみ下さい(^^)


2013年1月24日木曜日

「皇帝ペンギン」

ストレス社会と戦うには時に癒し成分が必要です。
そこでリュック・ジャケ監督「皇帝ペンギン」(2005年フランス)鑑賞しました。
てっきり「EARTH」の様な客観的観察の語りで始まるドキュメンタリーかと思いきや、ペンギンの家族を擬人化してその立場目線で語られます。そのナレーションには大沢たかおと石田ひかりと神木隆之介が務めます。
ペンギンの愛くるしい様相には口元が緩みました。これぞ萌えの本質なのかも知れません。
この映画の素晴らしいところやはり徹底的にペンギン目線であることです。
それは語りもそうなのですが、特にカメラワークが秀逸。
ヒョウアザラシの捕食シーンは、見事にペンギンの恐怖心を表現していて感動しました。

ただ個人的に残念に思ったことはBGMで、映像に合っていない気が否めませんでした。
しかし、それ以外は素晴らしく家族の愛を再確認する心が温まる映画です。

なんでこんなペンギンって可愛いのかな?笑


「ブラウンバニー」

行きつけの美容室にてイケメン美容師に教えて頂き、「ブラウンバニー」を観ました。
音楽・芸術・演劇と多彩な能力を持つヴィンセント・ギャロが監督・制作・脚本を務めています。
観る人の脳裏に焼き付くこと間違いなしです。強烈過ぎます。
まず女性の方は見ないことをお勧めします。R指定ですが完璧にX指定であるべき映画です。
しかし単なるエロ映画という訳では無いのです。
ギャロの深いメッセージが散りばめられたロードムービーです。
中盤までは睡魔との戦いですが、終盤の爆発的展開で一気に眠気が覚めることでしょう。

またこの映画、ノイズ入りまくりのカメラで撮影している映像が味のある作品に仕上げています。音楽もヴィンセント・ギャロが担当していて彼の能力の高さをうかがえます。

賛否両論ある作品ですが、複雑な思考を好む男性にお勧めです。


2013年1月21日月曜日

「東京ゴッドファーザーズ」

長編アニメーション映画「東京ゴッドファーザーズ」(2003年)を観ました。
ホームレス3人組がクリスマスに見つけた捨て子を親元に届けるために奔走する話です。
早いテンポと作中描かれる人間らしさが心地よく、90分という時間がとても短く感じました。
伏線も分かりやすく回収され見終わった後はしばらく幸せな雰囲気に包まれます。

萌える様な女の子は出てこないし、何よりホームレスのじじいとオカマが主人公でずっと観る気が起きなかったけれども、今では自信を持って人に勧められます。
監督は今敏、音楽は「座頭市」で有名な鈴木慶一です。


「フィリップ、きみを愛している!」

2009年フランス・アメリカ映画「フィリップ、きみを愛している!」を観ました。
現在も米テキサス州の刑務所に投獄されている実在の人物の人生を描いた、スティーヴ・マクヴィカーの小説を映画化したものです。ジム・キャリーとユアン・マクレガーの実力派2大スターの共演作。
脱獄系はよく映画の題材になるけど、これほどまで清々しくポップに描いた作品を私は知りません。
めちゃくちゃぶっ飛んだ脚本ですが、これが実話を基に作られているのだから驚きです。

写真でお察しの通り、ずばり『ゲイ』の2人が刑務所で出会い、恋に落ちるラブ・ストーリーです。
フィリップ(ユアン・マクレガー)とスティーブン(ジム・キャリー)が「タイタニック」のジャックとローズに負けないくらいの愛を表現します。特にユアン・マクレガーの乙女力恐るべし。
愛にも様々な形があるのだな…と勉強になりました。
笑えて気分がスッキリする作品です。


2013年1月19日土曜日

「ひゃくはち」

観ました、「ひゃくはち」。
野球って素晴らしい、友情って素晴らしい、青春って素晴らしい!

超どストレートなスポ根作品です。
野球強豪校の補欠である、雅人(斎藤嘉樹)とノブ(中村蒼)…この2人がベンチ入りを目指します。
市川由衣など華のある女性も所々出ていて、男臭さ過ぎることは無いです。
また、雅人の父親役の光石研という俳優の演技が反則級に上手。
彼のせいでしばらく涙が止まりませんでした。

老若男女問わず誰でも楽しめる話で、特に一度でもスポーツに身をおいた事がある人は感動必須です。
「タイタンズを忘れない」でも思いましたが、改めてスポーツの力って偉大だなと感じました。
国連よりもFIFAの方が加盟国が多いことも十分に納得できますね。


「エターナルサンシャイン」

2004年アメリカの映画、「エターナルサンシャイン」を観ました。監督はダフトパンクのMVなどで有名なミシェル・ゴンドリーで脚本はチャーリー・カウフマンです。
まず主演はジム・キャリーとケイト・ウィンスレット、この時点で観ない理由が無いのです。
そして感想ですが、面白い!ハラハラもドキドキも無かったけれども、とても良く出来た脚本です。見終わった後、すぐにでも見直したくなる作品です。
情緒的な恋愛映画にSFというスパイスを効かせることによって、この映画のテーマである『記憶』を顕現しています。
またイライジャ・ウッドがパトリック役、キルスティン・ダンストがメアリー役に出演していますが、彼らへの焦点の当て方も見事です。サイドストーリー的に観ても面白いかも。

ただし失恋直後や恋愛のトラウマがある人は観るべからず。
それ以外の方にお薦めします。
時期的にもぴったりな作品です。


2013年1月15日火曜日

「ミッドナイト・イン・パリ」

「ミッドナイト・イン・パリ」観ました。初ウディ・アレン!そして即ファンになりました!

前回観た映画「オーケストラ!」に引き続き、またパリが舞台のお話です。
観光でパリを訪れた作家のギル(オーウェン・ウィルソン)とイネス(レイチェル・マクアダムス)。
ワインに酔ったギルが真夜中のパリを散歩中に、アンティークな車が迎えに来ます。着いた場所はあら不思議、彼が愛してやまない1920年代のフランスでした。そして会った人がなんと…

と、所謂タイムリープ系の話ですが、事件や事故が起こるわけでも無い。ギルの純粋さが可愛らしく、時に笑えます。
そしてぜひ見て頂きたいのがラストのシーン。この持っていき方が、ウディ・アレンの力か…と感嘆しました。
第84回アカデミー賞で脚本賞受賞も伊達じゃ無いです。

音楽はステファン・レンベル。


「オーケストラ!」

「オーケストラ!」観ました、フランス映画です。端的に言えばロシアのボリショイ劇場の清掃員として働くアンドレイが旧友と共にパリでオーケストラをしちゃう話。
ストーリーはテンポ良く進み、最後はチャイコフスキー協奏曲の圧巻の大団円です。

もちろんそれだけで無く、天才ソリストであるアンヌ=マリー・ジャケの隠された秘密とは…などちゃんと感動できる要素もあります。笑いもちょくちょく挟んで安定した面白さでした。

ジャケを演じたメラニー・ロランは「イングロリアス・バスターズ」でハリウッド進出も果たしています。要チェックな仏女優。ユアン・マクレガーが彼女と浮気したとかしないとか…笑

やっぱり楽器できるって本当に羨ましいな、なんか習おうかな(^^)


2013年1月14日月曜日

「モテキ」

2013年最初に見た映画は景気付けも兼ねて(?)「モテキ」でした。ちなみに漫画・ドラマ版共に未見ですので、映画としてだけのレビューを。

まずセカチューカップルの森山未來と長澤まさみが、時を経てこの様な形で見られるなんて思ってもみなかったです。
地元補正もあり、長澤まさみは一番好きな女優です。今作もエロ可愛くて最高でした(笑)

ストーリーはサブカル系男子の幸世くんにモテ期が訪れ、美女に翻弄される話です。
しかし彼にも強い思いがあり、自分に正直に生きようとします。
それを大根仁監督は、『実況』の演出によって上手に表現していました。
序盤では「何この展開!?」などとシチュエーションを脳内実況して客観的に自分をみていた彼ですが、中盤よりその実況が無くなり、主観的に「自分がどうしたいか」の信念に従い行動する様になります。恋は自分の気持ちが大事!ってとこですかね。

また、この映画はサブカルチャー要素を多く取り入れており、挿入歌やエンドロールに如実に現れています。同時に森山未來の俳優としての幅の広さを感じました(スチャダラパーとかPerfumeとのダンスとか)

っとまあ、草食系男子にお薦めの映画でした!笑

蛇足ですが、リリー・フランキー演じる墨さんが言ったセリフ
 − 彼氏が居ないなら世界中がライバルだが彼氏が居るならライバルは1人だけだ −
という言葉にとても感動を覚えました(深い意味は無いです)