2012年10月9日火曜日

「12人の優しい日本人」

三谷幸喜作品「12人の優しい日本人」(1991)を観ました。
当時に”もしも日本に陪審制度があったら”という仮定のもと作られた、陪審室で繰り広げられる陪審員達の討論です。
わずか5分で無罪と決まったものの、そこから人情劇が始まり、判決はもつれにもつれます。
良くも悪くも人間味あふれるド素人たちの根拠のない主張に笑えます。
「美人だから無罪」とか「30過ぎの無職男は死んで当然」とか。
中には理論的に論破してゆく人もいて、そこから安楽椅子探偵的に話が進みます。三谷幸喜は閉鎖空間においてストーリを作り出すのが本当に上手です。
この映画が暗示したかの如く、現在の日本では陪審制度が始まっています。もし自分が陪審員になったらどうするか、一度この映画で勉強されるのもいいのではないかと思います(笑)
ちなみに若かりし頃の豊川悦司もいます。


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