2012年10月21日日曜日

「タイタンズを忘れない」

前回「マンデラの名もなき看守」という黒人差別をテーマにした作品を観ました。そして次の作品として偶然選んだ作品がまたも【人種の壁】をテーマにした実話が基。「タイタンズを忘れない」(2000)というアメリカンフットボールの物語。
よく映画の番宣で『全米が泣いた』というフレーズがありますが、私はこの作品のためにそのフレーズがあると思っています。それ程に私も涙し、感動しました。舞台は1970年の人種差別が渦巻くアメリカヴァージニア州に生まれた白人・黒人混合のフットボールチーム。
赴任してきた黒人コーチ、ブーン(デンゼル・ワシントン)とディフェンスコーチとしてヨースト(ウィル・パットン)が指揮をし、点と点が線になり、そして円になり、個人・チーム・地域を巻き込みながら優勝するために奇跡を起こしていきます。
事実は小説よりも奇なりとはよく言ったもので、本当にこれが実話なのだから驚きです。後半40分は涙が止まりませんでした。
アメリカンフットボールをあまり知らない人でも楽しめる、かなりお勧めの映画です。流石はディズニー。

映画というのはその作品ひとつひとつを観てももちろん面白いものですが、繋がりのある関連性の高い作品を見るとお互いの価値が相まって面白さが倍増することもあります。今作と「マンデラ~」もそうですし、例えば9.11のテーマで言えば、ハイジャックされた飛行機を舞台にした映画「ユナイテッド93」を観た後、墜落テロが行われた場所をテーマにした「ワールド・トレード・センター」を見ると、流れを掴みやすくなり、より感情移入できます。お勧めの映画鑑賞スタイルです。


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